紅茶専門店nanashianの魅力|厳選茶葉と白鳥の湖プリン

紅茶

恵比寿から徒歩5分の場所にある紅茶専門店「nanashian(ナナシアン)」をご存知ですか?2025年1月に麻布台へ移転したとの情報もありますが、土日月の週3日限定営業ながら、本格的な紅茶とアート的なスイーツで人気を集めています。

世界各地から厳選された茶葉、カスタマイズできるティーカップ、そして「白鳥の湖プリン」をはじめとする芸術的なスイーツが多くの人を魅了しています。

この記事では、紅茶専門店nanashianの魅力や人気メニュー、こだわりの紅茶について詳しくご紹介します。

  • 紅茶専門店nanashianの基本情報(場所、営業時間、特徴)
  • こだわりの茶葉の種類と特徴、美味しい淹れ方
  • 看板メニュー「白鳥の湖プリン」など特徴的なスイーツの魅力
  • 世界各地の高級ティーカップから選べるシステムの特別感

紅茶専門店nanashianの魅力

紅茶専門店nanashianは、茶葉そのものが持つ香りや味わいを最大限に引き出すことにこだわった特別な空間です。

店主の半田さんは紅茶と小説を愛する方で、日常から離れた「別世界」のような体験を提供することを目指しています。

カウンター席のみの落ち着いた空間で、紅茶が淹れられる様子を目の前で観察できるのも魅力の一つです。

「お客様に特別な時間を過ごしていただきたい」

そんな想いが店内の隅々まで行き届いています。まるで英国の上流階級のティーサロンに招かれたような、贅沢な気分を味わえるでしょう。

  • 厳選された茶葉の品質と種類
  • スリランカから直接仕入れる紅茶
  • 世界各地の高級ティーカップ
  • 店内の雰囲気とカウンター席の魅力
  • オールデイブレックファストメニュー

厳選された茶葉の品質と種類

nanashianで取り扱う紅茶はすべてフルリーフで、香料無添加にこだわっています。

世界各地からトップクオリティの茶葉のみを厳選し、茶葉本来の香りや味わいを楽しめるよう工夫されています。

飲む前から部屋中に広がる豊かな香りが、その品質の高さを示しています。

「紅茶は香水のようなもの。その日の気分や季節によって選ぶ楽しさがあります」と半田さんは語ります。

例えば、「アッサム・ドゥームニ」はモルティでコク深い味わいの中に、芯芽の甘やかさがほのかに香る紅茶です。

ミルクと合わせるのがおすすめとされ、コクや渋みが強いのが特徴です。

朝の目覚めに飲むと、まるで英国の貴族のような優雅な朝を迎えられるでしょう。

一方、「ダージリン・キャッスルトン・ファーストフラッシュ」は、緑茶にも似た青々しさがふんわり香り、芯芽の甘やかさと程よい渋みがバランスした爽快な味わいが楽しめます。

これは午後のリフレッシュタイムにぴったりで、小鳥のさえずりを聞きながら庭園で楽しむような清々しさがあります。

紅茶の種類特徴おすすめの飲み方
アッサム・ドゥームニモルティでコク深い味わいミルクティーで朝の目覚めに
ダージリン・キャッスルトン青々しさと爽快な味わいストレートで午後のリフレッシュに
セイロン・ヌワラエリヤ花のような香りと繊細な味わいストレートで優雅なティータイムに

紅茶によって最適な抽出方法も異なります。例えばアッサム・ドゥームニの場合、カップ1杯(約150ml)に対して茶葉2.5g、お湯の温度100℃、蒸らし時間3分間が推奨されています。

店主はこうした茶葉ごとの知識を活かし、最適な方法で紅茶を提供しています。

スリランカから直接仕入れる紅茶

店主の半田さんは紅茶への情熱から、スリランカまで足を運んで茶葉を仕入れるほどの本格派です。

「日本での取り扱いが少ない茶葉も勉強してみたい」という探究心から、直接現地を訪れて品質を確かめ、6月上旬頃からはスリランカで仕入れた茶葉も提供しています。

想像してみてください。

遠く離れたスリランカの高地にある茶畑。朝靄の中、丁寧に手摘みされる新芽たち。その一葉一葉に込められた茶農家の想いを、半田さんは直接感じ取り、日本へと運んでくるのです。

年によって品質や味わいも異なるため、自分で試しながら複数種類を用意し、常に最高の状態の茶葉を提供することにこだわっています。

このような直接仕入れによって、日本ではなかなか出会えない特別な紅茶を楽しめるのがnanashianの魅力の一つです。

「茶葉は生き物です。その年の気候や収穫時期によって全く違う表情を見せてくれます。だからこそ、毎回現地に足を運び、最高の状態のものを見極めることが大切なんです」

店内では7種類前後の紅茶から選ぶことができ、それぞれの茶葉の特徴を活かした抽出方法で提供されています。

スリランカの茶葉は特に香り高く、芳醇な味わいが特徴で、紅茶通にも満足いただける品質を追求しています。

世界各地の高級ティーカップ

nanashianの特別な点の一つは、紅茶を飲むティーカップを自分で選べるシステムです。

カウンターの奥に並んだ素敵なティーカップの中から好きなものを選ぶことができ、HAVILAND(アビラント)やBERNARDAUD(ベルナルド)など、世界中で愛される格式高いブランドのコレクションで紅茶を楽しめます。

これは、まるでアンティークショップで宝物を探すような楽しい体験です。

「今日はどのカップで紅茶を楽しもうかな」

そんなワクワク感が、普段のカフェタイムをより特別なものにしてくれます。

店主は「食器はアンティークから現代の品まで、年代にこだわらず自分が”素敵だな”と感じたものを購入しています。お客さまがどれか一つは自分好みのものを見つけられるように、なるべく重複しないデザインのものを選んでいます」と話します。

実際に訪れた方は、ヘレンドの「アポニー・オレンジ」のカップで紅茶を楽しんだという記録もあります。

プレートとカップがお揃いで、視覚的にも楽しめる演出がされています。

自分好みのティーカップを選ぶことで、より特別な紅茶タイムを過ごせるでしょう。

ティーカップコレクション一例

  • HAVILAND(フランス)
  • BERNARDAUD(フランス)
  • Herend(ハンガリー)
  • Wedgwood(イギリス)
  • Royal Copenhagen(デンマーク)

店内の雰囲気とカウンター席の魅力

nanashianの店内は、穏やかな音楽が流れる落ち着いた空間です。

キッチンと面したカウンター席は7席のみと限られていますが、窓際の席では、目の前でスイーツや紅茶が作られていく様子を眺められる特別な体験ができます。

それは、まるで職人の工房を訪れたような感覚です。

紅茶を淹れる店主の手つきは繊細で、一つ一つの動作に意味があります。茶葉を計量し、お湯を注ぎ、時間を計る-その全てが美しい所作となって、紅茶を飲む前から心を満たしてくれるのです。

店主は「お家でできない体験を皆さんに楽しんでほしい」と考えており、「自分好みのティーカップを選べることや、普通とは異なるビジュアルのプリンを提供しているのも、そうした理由からです」と語っています。

店内には読書スペースも設けられており、「本を読んでいる間は、別の世界に行っているような感覚を楽しめる」と半田さんは考えています。

わざわざ足を運んでもらうからには、特別な空間で過ごす時間を提供したいという想いが店内の雰囲気づくりに反映されています。

「忙しい日常から離れて、ゆっくりと自分だけの時間を過ごしてほしい」

そんな半田さんの想いが、nanashianの空間を特別なものにしているのです。

オールデイブレックファストメニュー

nanashianでは朝8時から営業しており、”ALL DAY BREAKFAST”として楽しめるお食事メニューも提供しています。

例えば「アボカドトーストプレート」では、トーストにスモークサーモンやアボカド、ポーチドエッグがのった一品が楽しめます。

これは、ニューヨークのおしゃれなカフェで人気のメニューを彷彿とさせる一品です。

朝日が差し込む窓際の席で、このプレートと香り高い紅茶を楽しめば、一日の始まりが特別なものになるでしょう。

付け合わせには、グリーンサラダやマリネ、キノコソテーなどが添えられ、バランスの良い朝食が楽しめるよう工夫されています。

特に紫キャベツのマリネはやや甘みがあり、ナッツが混ぜ込まれた美味しさが評判です。

また、「季節のフルーツサンド」もモーニングメニューとして人気があり、特に苺のフルーツサンドは断面の大粒苺が美しく、プレートとの相性も良いと評判です。

朝からこだわりの紅茶と共に、丁寧に作られた朝食メニューを楽しむことができるのがnanashianの魅力の一つです。

人気の朝食メニュー

  • アボカドトーストプレート(スモークサーモン&ポーチドエッグ)
  • 季節のフルーツサンドイッチ
  • スクランブルエッグとベーコンのプレート
  • グラノーラとヨーグルトのボウル(季節のフルーツ添え)

紅茶専門店nanashianの人気商品

紅茶専門店nanashianは紅茶だけでなく、美しいビジュアルと繊細な味わいのスイーツやフードメニューも魅力です。

特に看板メニューの「白鳥の湖プリン」は、その芸術的な美しさに多くの人が魅了されています。

「食べるのがもったいない」と思わず写真を撮りたくなる美しさです。

ここでは、nanashianの特別なメニューや紅茶の楽しみ方、アクセス情報などをご紹介します。

  • 看板メニュー「白鳥の湖プリン」
  • 季節のフルーツサンドイッチ
  • 紅茶の美味しい淹れ方
  • アクセスと営業時間
  • 紅茶専門店nanashianのまとめ

看板メニュー「白鳥の湖プリン」

nanashianの看板メニューである「白鳥の湖プリン」は、1日10食限定の人気スイーツです。

プリンにスワンシューがのった、お店のオープン時から人気のこの一品は、そのビジュアルの美しさで多くの人を魅了しています。

初めてこのプリンを目にした時、多くの人が「これは食べ物なの?」と驚くほどの芸術性です。

バレエ「白鳥の湖」の優雅な白鳥が、プリンの上で舞っているかのような美しさ。それは単なるデザートではなく、一つの芸術作品と言えるでしょう。

スワンシューのパーツはすべて店主の半田さんの手作りで、首や頭、波打つ羽まで、シュー生地で緻密に表現されています。

「首の部分と羽根の部分は違うタイミングで焼いています。細かいので、作るのに練習は必要ですね(笑)」と半田さんは話します。

クリームは、カスタードクリームと生クリームの2種類をあわせ、どちらもクリーム本来の味わいを楽しめるよう、砂糖の量をかなり少なくしているそうです。

シュー生地はほんのり甘く、ふわっと柔らかな食感で、下に敷かれたプリンは、昔ながらの固めのタイプ。

卵黄の味わいが濃厚で、口いっぱいにコクと旨味が広がります。

カラメルは苦みと砂糖の香ばしさが共存した絶品の仕上がりです。

「プリンとシューの組み合わせは、異なる食感と味わいが口の中で調和する瞬間を楽しんでいただきたくて考案しました」と半田さんは語ります。

白鳥の湖プリンの特徴

  • 1日10食限定の人気メニュー
  • 手作りのスワンシューがプリンの上に
  • カスタードクリームと生クリームの2種類を使用
  • 卵黄の風味が濃厚な固めのプリン
  • 苦みと香ばしさのバランスが絶妙なカラメル

季節のフルーツサンドイッチ

nanashianのもう一つの人気メニューが「季節のフルーツサンド」です。

特に苺のフルーツサンドは、断面の大粒苺が美しく、見た目にも華やかな一品となっています。

日本の喫茶店文化を代表するフルーツサンドですが、nanashianのそれは一線を画します。

まるで宝石箱を開けたような鮮やかな断面。真っ赤な苺が白いクリームに包まれ、ふわふわのパンに挟まれています。

「中のクリームと果物の入れ方がポイントです」と半田さんは断面をきれいに仕上げるコツを教えてくれます。

フルーツサンドのプレートも紅茶のカップとお揃いのものが用意され、視覚的にも楽しめる工夫がされています。

持ち上げてみると、表だけでなく裏側にもしっかりと苺が入っており、どの角度から見ても美しく、食べ応えのあるサンドイッチになっています。

季節によってフルーツの種類が変わるため、訪れる時期によって異なる味わいを楽しむことができるのもポイントです。

「春は苺、夏はメロンやピーチ、秋はぶどうや梨、冬はみかんやキウイなど、その時期に一番美味しいフルーツを使っています」と半田さんは季節感を大切にしています。

紅茶の美味しい淹れ方

nanashianでは、紅茶の美味しい淹れ方にもこだわっています。

茶葉ごとに最適な抽出方法が異なるため、茶葉の量、お湯の温度、蒸らし時間を厳密に管理しています。

これは、ワインのテイスティングにも似た繊細さです。

同じ茶葉でも、抽出方法によって全く異なる味わいになることを、nanashianでは体験できます。

例えば、アッサム・ドゥームニの場合は、カップ1杯(約150ml)に対して茶葉を2.5g使用し、100℃のお湯で3分間蒸らすことで、モルティでコク深い味わいを最大限に引き出します。

また、ダージリン・キャッスルトン・ファーストフラッシュは、より繊細な風味を楽しむために、適切な温度と時間で抽出されます。

店内ではポットサービスで紅茶が提供されるため、茶葉の風味が徐々に変化していく様子も楽しむことができます。

半田さんは紅茶への深い知識と情熱を持ち、一杯一杯丁寧に淹れることにこだわっています。

「紅茶は生き物です。同じ茶葉でも、1煎目、2煎目、3煎目と味わいが変化していきます。その変化を楽しむのも紅茶の醍醐味です」

紅茶の美味しい淹れ方のポイント

  1. 茶葉に合わせた適切な量を使用する(一般的には1カップあたり2.5g程度)
  2. 適切な温度のお湯を使用する(紅茶の種類により85℃〜100℃)
  3. 最適な時間で蒸らす(紅茶の種類により2〜5分)
  4. 茶葉が十分に開くよう、ポットに余裕を持たせる
  5. ティーコゼーなどを使い、温度を維持する

アクセスと営業時間

nanashianは恵比寿駅から徒歩約5分、渋谷橋の交差点から少し広尾方面に進んだ場所(東京都渋谷区広尾1-15-3)にあります。

ただし、2025年1月に麻布台に移転したという情報もあるため、訪問前に最新の場所を確認することをおすすめします。

都会の喧騒から少し離れた場所にあるため、ふらりと立ち寄るというよりは、目的地として訪れるのにぴったりのお店です。

「隠れ家」という言葉がぴったりの、知る人ぞ知る特別な空間です。

営業時間は土曜・日曜・月曜の週3日のみ、朝8時から16時まで(売切れ次第閉店)となっています。

平日は営業していないため、週末の計画を立てる際に覚えておくとよいでしょう。

また、店内はカウンター席7席のみと限られているため、混雑時は少し待つ可能性もあります。

特に人気の「白鳥の湖プリン」は1日10食限定ですので、確実に楽しみたい場合は早めの訪問をおすすめします。

「限られた営業日と席数ですが、その分一人一人のお客様に丁寧に対応したいという想いがあります」と半田さんは語ります。

訪問時のポイント

  • 営業日は土・日・月曜日のみ
  • 営業時間は8:00〜16:00(売切れ次第閉店)
  • カウンター席7席のみの限られた空間
  • 「白鳥の湖プリン」は1日10食限定
  • 混雑時は待ち時間が発生する可能性あり
  • 最新の場所や営業情報は公式Instagramで確認を推奨

紅茶専門店nanashianのまとめ

紅茶専門店nanashianは、茶葉そのものの香りや味わいを楽しむことにこだわった本格的な紅茶専門店です。

厳選された高品質の茶葉、美しいスイーツ、特別な空間デザインなど、多くの魅力にあふれています。

「日常から離れた特別な時間を過ごしたい」

そんな願いを叶えてくれる、都会の中のオアシスとも言えるでしょう。

  • 恵比寿駅から徒歩5分の場所に位置するが、2025年1月に麻布台へ移転
  • 営業日は土日月の週3日のみ、営業時間は8:00〜16:00
  • カウンター席7席のみの落ち着いた空間で、紅茶作りの様子を間近で観察できる
  • 茶葉はすべてフルリーフ・香料無添加で、世界各地から厳選された高品質のもの
  • スリランカから直接仕入れた茶葉も提供している
  • 紅茶は7種類前後から選べ、茶葉ごとに最適な抽出方法で提供
  • ティーカップは高級ブランドの中から好きなものを選べるシステム
  • 看板メニュー「白鳥の湖プリン」は1日10食限定の人気商品
  • プリンにスワンシューがのった美しいビジュアルが特徴
  • 季節のフルーツサンドも人気で、特に苺サンドは断面が美しい
  • 店主の半田さんは紅茶と小説を愛する方で、特別な空間づくりにこだわっている
  • 朝食からスイーツまで楽しめる「ALL DAY BREAKFAST」メニューあり
  • 環境や雰囲気にもこだわり、穏やかな音楽が流れる落ち着いた空間
  • 将来的にはテーブル席の設置やブックカフェ化も検討中
  • 公式Instagram:@teahouse_nanashian

紅茶専門店nanashianは、単なるカフェではなく、紅茶を中心とした特別な体験を提供する場所です。

店主の半田さんの紅茶と小説への愛情が感じられる空間で、日常を離れた特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

土日月の限定営業ですので、訪問の際はぜひ計画を立ててお出かけください。

「一杯の紅茶には、遠い国の物語が詰まっています。その物語を、ぜひnanashianで感じてください」

半田さんのこの言葉に、nanashianの魅力が凝縮されているように思います。

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